「地球の裏から今日は」改め、「俺様宣言」が始まりました。これからは毒気を満たした俺様ワールドを展開させていただきます。それと、一方的な情報の垂れ流しは面白くないのでインタラクティブ形式にします。皆さんからは mandara3615@yahoo.co.jpに意見を送ってください。皆さんの意見も反映してもりあげましょう!

千葉和浩の俺様宣言 第1回

ここを読んでくれている奇特な方ならご存知のように、一年くらい続いたコラムは一応お終いにしました。今まではしがらみを気にしすぎて“堅苦しくて面白くないかな〜”と振り返ったからです。
さあ、今日からはしがらみも振り切って書きたいことを書きましょう。

日本、あ〜ニッポン

久しぶりに日本へ行ってきました。一月にわたる長い旅だったのですが、終わってみれば早いもの。いろいろ感じましたね、久しぶりの日本。

やっぱりいい国ですよ。空港の出口を出た途端にいたれりつくせりです。自動販売機ではサキイカからビールまで何でも売ってるし、お姉さんの愛想は良いし…。宅急便は家まで荷物を運んでくれるし(しかも安いじゃないですか!ウンコは落ちてないし、機械は壊れてないし。
こんな国よそで見たことないですね。せいぜい見る自動販売機はコンドーム!
状況は韓国が極めてよく似ていますか。でも、ほとんど兄弟の国だしアメリカから受けた影響も似ているから当然ですね。

電車に乗ってしばらくすると今度はうんざりすることしきり。
だって、やたらにうるさいじゃないですか。車掌はよくしゃべるし、広告は一杯だし、姉ちゃんのウオークマンはうるさいし。一寝入りして目が覚めると目の前は立っている人で満員で急に日本の現実に引き戻されました…。
毎日片道一時間の通勤地獄には戻れんな〜。

今回はスペイン人たちと一緒に日本を廻ったのだけれど、如何に日本が外国人に優しくないかが身を持って理解できました。だって、一歩首都圏を離れると全部漢字の標識ですよ。スペイン人がどうやって旅行するんですか?空港、電車の駅、国道の標識と、とりあえずはとても小さいながらローマ字で申し訳程度にカナが振ってあります。でも一歩裏道に踏み入れるとそこにはもう…漢字だけ…。
鳳来の岩場の入り口にも乳岩郷…って漢字であるだけでした。そこに通っていたスペイン人たち!あんたらは凄い!!それだけで既に5.13cはあるよ。

岩場で改めて考えたこと

日本では吼えるのがブームみたいですね。3年前まではこんなに野獣の叫びは聞かなかった。でも今回はたくさんの野生動物がいました。これって本末転倒じゃないですか?鳳来の岩場で一般のハイカーを恐れさせる…。ロープやカラビナの残置より普通の人にインパクトがありますよ。アメリカのある岩場でクライマーの雄叫びを聞いた人が殺しと勘違いし警察に通報してオマワリが来たという笑い話がありますが、日本でも近いうちに起こりうる話です。

まあ、それでも日本はいい国です。なんと言ってもまだまだ安全です。パンプ号のドアは壊れていても泥棒に遭うこともなかったし、職務質問も受けなかったし。

鳳来の某県民の森バンガローで考えた

とにかく凄く整った施設です。元が取れたとはどう贔屓目に見ても理解できないが、クライマーとしては使わにゃ損々。客観的に見れば無駄の塊以外の何者でもない。だって客といえば我ら一行4人だけがあの広大な敷地に…しかも電気全部点いてるし…。隣接する巨大なホテルというか宿泊施設に客がいるとは思えない。というより見なかった。でも全部電気ついてる。そして職員はスリッパを履いて9時5時の仕事をこなしている…。まさに巨大な赤字生産システムここにありき!という公務員体質の塊を見ました。
あの莫大な赤字は愛知県民が払うのです。ありがとう、また使わせてもらいます。

実際日本でであったクライマーたちのうち何人があのスペイン人を知っていたのでしょう?岩場で会ったほとんどの人は彼らをタダの変な外人と思っていたと思います。
しか〜し実体は世界一の最強カップルであったのです。
こんな辺境の9aをやりに来てくれたなんて奇特ですよ。しかも、それを落として帰るなんて。アウェーのハンディというのは大変なものです。日照時間から来るリズムの違い、食生活、言葉、習慣すべてを乗り越えてのこの成果。やはり只者ではありませんでした。
なんといっても彼らが来て、最高難度の一本を落として帰ったことで日本のクライミングが世界に伝えられるきっかけになっているのです。そういう意味でも素晴らしいお客さんだったのですよ。

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