

あのリードコンペ開催から3週間。。。
コンペルートも未だ残っていてトライしている方も見かけます。
参加できなかった方も。
見学できなかった方も。
もちろん。参加したかたも。
このレポートを読んでみてくださいね。
去る9月11日、今年もPUMP大阪店にてWALL MASTER CUP2010が開催されました。今年は、同時期に開催される他コンペの影響か、例年よりも人数は少なめでの開催となりましたが、選手の方々の真剣なトライがコンペを盛り上げてくれました。
今年のカテゴリーは、前年通りビギナー(ビギナークラスのみトップロープにて競技)、ミドル、マスターというクラス分けでした。
近年、コンペにおける選手の若年化が進んでいますが、本コンペもその影響を受け、各カテゴリーの選手の多くが小学生から高校生という状況でした。特に、ビギナーでは小学生のお子様に多く参加して頂き、元気一杯なクラスとなりました。しかし、一番熱くなっていたのは親御さんだったでしょうか?
また、今年は今までに無い試みとして、参加賞にマフラータオルを皆さんにお配りしました。ぜひ普段のトレーニングや、日常でお使い頂ければ幸いです。
さて、まずは予選からです。
ビギナークラスは、「ツヨツヨ小学生選手達」vs「リードの実力は未知数だが、潜在能力は充分なPUMP大阪店ボルダラー」という二大派閥の対決になるかと思われましたが、予選を終えてみれば、視覚障害者の福本順哉選手がそこに割って入るという結果に!
※ビギナークラスは、予選はフラッシング、決勝はオンサイト、という形式だったのですが、福本選手には予選、決勝共に、ルートマップをお渡しした上で付き添いの方にもルートの解説をしていただくという形でご参加頂きました。
また、ミドルクラスにおいては、予選1本目のルートは、多くの選手が嫌いな(?)スラブ壁に設定されました。さらに、傾斜壁に設定された2本目のルートも決勝進出者をふるいにかけるための厳しい内容となりました。そのため、力を出し切れないままに予選が終了してしまい、悔しい結果となった選手も多かったかもしれません・・・。
そして。
マスタークラスですが、参加選手は今年も実力派揃いだったため予選1本目は完登者が続出しました。そのため、決勝進出の運命はPUMP大阪店最大傾斜壁に設定された2本目のルートに託されることとなりました。そんな状況の中、コンペでも活躍中の小福田仁選手が見事1位通過を決めました。
ところで、予選と決勝の間にはエキシビションの時間が設けられ、選手の方々にハッスルして頂きました。今年は、ボルダー壁で行ったのですが、その内容はというと・・・、横並びに設定された、スピードクライミング、ランジ、トラバースの課題をこなして、最後は壁からゴール地点までロープを掴んでターザンのようにジャンプ!という連続技のタイムを競うというものでした。例年通り、ビギナークラスからの参加者が多いと思われたのですが、なぜか(?)決勝を控えたマスタークラスのツワモノも続々と参加して、かなりの最短タイムが計測されることとなり、大いに盛り上がりました。
さあ、エキシビションの後はいよいよ決勝です。
まず、ビギナークラスとミドルクラスの決勝が同時進行で行われました。今年は、Free Stoneというヨーロッパのホールドメーカーのホールドを使用して、各カテゴリーの決勝ルートが作成されたのですが、鮮やかな新しいホールドで作られたルートが選手のやる気をさらに引き出したのか、どちらのカテゴリーのファイナリストも熱いトライを見せてくれました。それを受けて、お客さんの声援にもいっそう力が入っていたようです。
ビギナー・ミドル両カテゴリーともに決勝のルートは当店のベテランセッターが作成したのですが、その内容は見事に異なったものに仕上がっていました。
ビギナークラスの決勝ルートは、薄い傾斜壁に設定されたのですが、その内容は、クセの無い真っ向勝負のルート! 要所で現れるスローパーが選手を苦しめましたが、結果として、ゴール一手前まで迫った福本順哉選手が優勝をかざりました。
対照的にミドルクラスの決勝は、前傾壁からチムニー状の壁までを縦横無尽に使ったルートでした。途中に出現するダイナミックなムーブが決勝に華をそえていました。
こちらのルートは見事に完登した選手が2名出ましたが、予選の結果が反映され、優勝は高校生の亀山凌平選手でした。
そして、遂に、マスタークラスの決勝です。ファイナリストの面々は、いずれも名の知れた実力者揃いとなりました。しかし、向かえ打つルートの前半部分には、なんと超巨大なホールドが! このホールドのかかり具合はどうなのか? 甘いのか? かかるのか?いずれにしても、このパートが最初の核心となりそうです。一人目の選手がスタートし、問題の箇所にさしかかり、観客の皆さんの注目もぐっと集まります。さあ、どうする?皆がそう思った瞬間、選手が超巨大ホールドにランジ!!
が、しかし、惜しくも止められずフォール。続く選手達も思い切りランジしますが、なかなか止まりません。お客さんのガンバの声も選手のフォールとともに、すぐにため息に変わってしまいます・・・。
このまま、誰も止めきれないのか?と思われましたが、最後の最後に登場した瀬戸啓太選手が魅せてくれました!気合と共に超巨大ホールドへランジして見事に止め、続くパートへ進んでいきます。
ところが、最初の核心後もハードなパートが続き、中間部まで到達したところで残念ながらフォールとなりました。しかしながら、断トツの高度で、栄えある優勝を飾りました!
決勝後の表彰式では、Free Stone社製の商品が上位入賞者に配られましたが、他にも、スタッフとのジャンケン大会で商品ゲットのチャンスが設けられ、皆の笑顔と共に最後の盛り上がりを見せました。
来年は、いったいどんな大会になるのでしょう?
もっとノリノリに? いや、もっとド真剣に? しかし皆さんその前に! 各ルートはコンペの後も残してありますので、ぜひ再トライしに来て下さい!
最後に、参加して頂いた選手の方々、応援に駆けつけて頂いたお客様、その他ご協力頂いた関係者の方々、本当にありがとうございました!
皆様のおかげで、今年も無事にWALL MASTER CUPを終えることができました。
来年のご参加をスタッフ一同、「愛を込めた作ったルート」でお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
文:コジタ・コジオ








